女性、28才初めての転職で失敗した経験談をお話します。私は新卒で入社した会社を5年勤め、医療事務の仕事をしたいと思い、医療事務の学校に通い始めたタイミングと、結婚時期が重なり、退職しました。本来であれば、次の職場が決まるまで、辞めたくなかったのですが、販売から、事務職への転職は、なかなか上手くいかず、退職を決意し、本格的に、医療事務の勉強をして取れる資格を取得して、自分に自信をつけてから、転職をしようと決めました。
2社目の病院は、医療事務の学校に通いながら、見つけた職場で受付事務の仕事でした。場所も車で20分、しかも主人の実家から車で10分という距離。常勤ではなく、パートタイマーでしたが、学校に通いながら仕事ができるという点で転職を決めました。実際に入職してかなり苦労しました。まず、初めての主婦業と異業種への転身、学校の資格勉強との両立です。
私が入職したということは、誰か辞める人がいるのだろうと思っていましたが、多少の引き継ぎがあるのかと思いきや、たったの1週間でかなり盛り込んで引き継ぎされ、終了。あとは、分からない点は、他の人に聞いて頑張ってね、というような引き継ぎでした。正直、1週間でかなりスピーディーに詰め込まれアップアップの状態でした。また、焦ると空回りしやすい性格の為、何度もよく考えれば分かるような質問をしたりして起こられてばかりでした。
分からない事を人に質問する、質問力に欠けている、事務てして書類をどこかに置き忘れるなんて言語道断。また、失敗した後、上司への報告が遅い、等かなり問題新人扱いされました。
受付事務と会計、入院受付を兼務しており、かなりハードでした。会計時のおつり銭が不足した時には、足らない分は自分で払うように言われ、それが普通、と言われました。そんなことで、試用期間の3ヶ月が過ぎ、これ以上迷惑を被って、評判が落ちるのは御免です、悪いことはいわないから、自主退職して下さいと言われました。
かなり、ショックで、事務には向いてないとハッキリ言われ、自分に自信がなくなりました。しかし、医療事務の学校の先生に相談をしたところ、そんな職場は早く切って、違うもっといい職場があるはず、と励まされ、退職しました。2社目を退職したタイミングでは、まだ、医療事務の資格を全て取得していなかったので、退職のきっかけは、医療事務の資格取得に集中してから改めて転職しようと考えた為と言って面接に臨んでいました。
結婚して新婚旅行にも行っておらず、また、2社目を辞めた時点で、一社目の退職手当がまだ残っており、ハローワークでの転職活動が再開しました。単なる、転職活動だけではなく、様々なセミナーに参加し、自分の年齢と近い人と触れ合い、良い刺激を受けながら4ヶ月の転職活動を行えました。
しかし、なかなか上手くいかず、年齢や結婚がネックとなり、子供の予定が近いんじゃないんですか?とあからさまに嫌味を言われた事もありました。やはり、28才、既婚者にはなかなか世間の目は厳しいなと思いました。しかし、一度や二度の失敗にはめげていられません。
何故なら、生活も、かかっていますし、主人が14才年上、その上義理両親の住宅ローンの連帯保証人で、ローンの肩替わりを強要されており、貯金がほとんどありません。これから、債務整理をするよう、勧めていましたが、義理父は完全に息子の脛をかじって生きていくことしか考えておらず、絶縁をしました。
彼らの決断(自己破産)によっては、連帯保証人の主人にまで火種が飛んできますので、必死で転職活動しました。医療事務の資格の他にも、日商PC資格も取得しました。そして、自分に自信がつき、自宅から自転車で15分の病院に再就職ができました。こちらの職場は、人間関係も良好で、長く続けていけそうです。
