私は社会人になってから二度の転職を経験しています。
一度目は、転職エージェント「DODA(ドゥーダ)」を利用して、高等学校勤務から会社員へと転職しました。
二度目は、エージェントを利用せず自分で情報を集めエントリーから内定まで管理しました。
今回はこの二度目の転職についてお話します。
転職に至った経緯
一度目の転職で働きはじめたのは治験業務に従事する「CRC(治験コーディネーター)」という職種でした。
会社に属し、各病院やクリニックに派遣という形で勤務します。
派遣先は住まいの場所はある程度考慮されましたが、事前の見学や情報提供等はなく、上司が決定するものでした。
CRCの業務内容自体はとてもおもしろく、やりがいのあるものでしたが、派遣された病院の人手不足と業務量の多さが著しく、毎日残業の日々となりました。
しかも、残業代はゼロ。「残業代は出さないから、残業せずに帰ってね」と言われつつ、現場の上司には「残業しないと無理よ無理」と言われる、という不条理さがありました。
このような厳しい毎日を過ごしているうちに、精神面から体調を崩し、勤務を続けることが困難となってしまいました。
一度目とは全く違った転職への意気込み
退社にいたった原因が体調によるものだったので、「早く次の働き先を見つけたい」という気持ちは全くありませんでした。
ゆっくり休憩して、身体の心の調子を整えて、それからまた働き始めればいい、という程度に考えていました。
また、今回のような失敗を繰り返さないためにも、自分が本当にしたいことに内容を絞って働き先を見つけたいとも考えていました。
働くこと自体を目的にせず、自分が楽しいと思えることを大事にしようと思い、転職エージェントを使わずに転職活動をすることに決めました。
転職エージェントを利用しない転職のメリット
実際に転職活動を始めてみると、エージェントを利用した一度目よりも、より深くひとつひとつの会社について情報をとるようになりました。
本当に興味があることだけに絞って行っていたため、知りたいという気持ちが自然とついてきたのも理由の一つです。
また、いつ何をするか、どんなペースで行うかも自己裁量なので、精神的にも余裕をもってのびのびと過ごせていたように思います。
基本的には、インターネットで興味のあるキーワードを検索し、ヒットした会社や業界を詳しく調べる、といった具合に進めていきました。私の場合は
、「関西 特別支援 求人」「関西 こども 教育」等のキーワードで検索することが多かったです。
また転職サイトに限定せずに情報をとったため、一般の人からの口コミ等にも自然に触れることになり、表面だけではなくよりリアルな情報をとることができたのでは、と思います。
本命一本に絞ってのエントリー
一般の就職活動や期限を設けた転職活動では、同期間に複数の会社にエントリーし面接を進めることが多いと思いますが、何もこれが正解だというわけではありません。
期限を設けていなかった私は、まず絶対に受けたいと思う会社ひとつにエントリーしました。
この会社の選考が全て済んでから、不採用だった場合はまた別の会社を探せばいい、という気持ちでした。
また複数受けずに本命一本だけにエントリーしたため、もちろん志望動機にもうそはなく、面接でもしっかり熱意を伝えることができたと思います。
あくまでも自分のために、転職活動も転職後も楽しめるようにマイペースに臨んだ二度目の転職。
結果、満足のいく結果を得ることができ、転職活動中もストレスを感じることなく楽しむことができました。
転職の方法はひとつではありませんから、一般的に言われる正解にとらわれず、自由に楽しんで臨んでほしいと思います。
