私は東京在住の29歳の男性です。
私は以前日本の服を扱う小売業で働いていました。
入社と同時に店長職に就いて、毎日休みなく忙しく働いていました。
しかし、あるきっかけで会社を退職することになり、そこですぐに転職せずに、これは良い機会だと考え、アメリカに留学することにしました。1年間向こうの語学学校に通い、2年間短期大学で経済を学び、卒業してから帰ってきました。
英語で生活するうえで困ることはないくらいまで、英語は使えるようになりました。
ただし、日本のTOEICなどを受けていなかったので、特に主張できる資格があったわけではありませんでした。
そこで、日本に帰国してからどうやって働こうか、何をして働こうか悩みました。
結局、リクルートなどの転職サイトを活用することにしました。
いくつかの転職サイトに登録をして、履歴書や職務経歴書を作成しました。
こういったものを作成するのは人生で初めてだったので、どう書けばよいのかわからずに色々とネットで調べたりもしましたが、転職サイトのサポーターに連絡をとると、無料で添削などもしてくれることを知って、そこに提出して、何度か作り直して良いものを作ることができました。
転職サイトでは仕事を探すだけ、転職者と求める企業とをマッチングさせるだけだと思っていましたが、こういったこともやっているのだと知ってとても便利に感じました。
また、わからないことは電話するとすぐに答えてくれます。ある時は1時間も親身になって私の転職について今後どういった活動をした方が良いのかアドバイスをくれたりもしました。
転職ではやはり、自分が持っている資格や前職のスキルや技能を活かせる企業を探した方が、マッチする企業が見つかりやすかったり、転職に優位だったりすると言っていました。
私の場合も、小売業、流通業の業界しか知らないので、業種を絞った方が良いとも言われました。また、店長としてどのようにお店をマネジメントしていたのか、そういったアピールポイントをもっと前面に出した方が良いといったアドバイスもいただきました。
私も小売業に関してなら少なからず知識と経験もあり、嫌いな仕事ではなかったし、むしろ自分に合ってる業種なのではないかとも考えていました。しかし、せっかくアメリカに3年間も留学し、英語を身に着けたのに、これを活かさないのはもったいないとも思っていました。
アメリカで世界中から集まった生徒との国際交流も日本との文化の違いをしれたりして、僕はとても興味があったし、惹かれていたので、そういった人たちと日本でも交流できる仕事に就きたいと考えるようになっていました。
結局、サポーターの方には大変お世話になったのですが、私は小売業への再就職を止めて、接客業とくにホテルや旅館といった外国の方と接する機会のある仕事に就くことにしました。
何社か受け、面接を行いましたが、どの面接でも英語を使った質疑応答があり、昔の私だったら到底受け答えできなかったと思いますが、アメリカで3年生活した英語力でしっかりと答えることができました。また、一人で海外に留学したという経験も自分の自身につながり態度にも表れていたようで、経験としっかりとした態度を評価していただき、あるホテルから合格をいただきました。
今はそちらのホテルの受付で働き始めています。
前職とすっかり業界も変わり、色々と一から覚えなければならないことが沢山あるのですが、毎日英語を使い、外国人と交流ができて、とても充実した日々を送っています。
やりたいと思ったのなら、常識にとらわれず、チャレンジすることが大切なのだとわかりました。私は意を決して違う業界に転職して良かったと思っています。
